W杯、結果は、1位イタリア、2位アメリカ、3位中国。
そして、日本が4位。
すごいことなんです!
ちょっと残念ですけど。
なぜならば、3位に入れば五輪の切符が手に入ったから。
そして、いままでの勝敗数+セット率でのカウントなら、勝ち数は同じで、中国を日本がセット率で上回っていたから、日本が3位だったんです。
今大会から、W杯は、3-0または3-1で勝てば勝ち点3、フルセットで勝つと勝ち点2、フルセット負けで勝ち点1というポイント制になりました。
その結果、同じ負け数でも、日本よりもフルセット負けが多かった中国がポイントで日本を上回り、3位となったわけです。
フルセット勝ちが多かったブラジルのギマラエス監督などは「クレイジーなルールだ」と、かなりご不満なご様子です。
極端に言うと、全勝しても、すべてフルセットなら22ポイント。8勝3敗でも、8勝がすべて3-1以上で勝っていれば、25ポイントで、全勝チームよりも3敗したチームが上に行くというルール。(全勝チームと8勝チームとの対戦がフルセットのため、8勝チームには勝ち点1が加算されるので、8勝×3点+フルセット負け1点=25点の計算です)
負けたチームに「勝ち点」が入るというルールは、いかがなものでしょう?
まあ、今回の結果に限って言えば、バレー好きな日本国民としては、早めに五輪切符を取ってくれたほうが安心はするけど、アジア選手権兼世界最終予選に出てくれれば、その分多く試合を見られるわけで、しかも、W杯で中国が3位に入って五輪を決めているので、特別なことがない限りは、少なくともアジア代表で五輪には出られるはずなので(たぶん)、それほど不満があるわけではないのですが。
それにしても、今回の女子バレーは本当に面白かったですね。
あ、ここからは若干上から目線での話になりますので、あしからず。
セルビア戦こそ、ブロックアウトばかり取られて手も足も出ない感じがしましたが、それ以外は負けても割といいところがあったんじゃないでしょうか。
W杯が始まった頃、イタリアに負けているようではダメだとか言ってしまいましたが、終わってみればイタリア優勝。そのチーム相手に初戦で、しかも主力を欠いた状態で、まあ頑張ったほうかもしれません。(かなり上から目線)
中国戦などは、勝てそうで勝てないというもどかしい感じもしましたが。今のチームの状態だったら勝てたかもしれません。中国が3戦目というのは、チームが完成していない日本にとっては辛かったかもしれませんね。
まあ、大会前にチームを完成させるのも実力のうちだと言われてしまえば、それまでなのですが。
今大会は、攻撃の要であるセンター主力の山本選手、井上選手を欠くというチーム事情。
センター線は、得点が多いということではなく、センター絡めてのサイドやバックセンター攻撃をするという意味での、攻撃の主軸。
特に早いブロードで相手ブロックを引っ掻き回すのが得意な二人がいないことは痛いかったはず。
キャプテン荒木選手とは、センタープレーヤーとしての質が異なります。もちろん、センタープレーヤーでありながら、ライトからのサイド攻撃もできるパワフルな荒木選手も重要選手かつ大きな戦力ですが。質の異なるセンター選手がいることで、日本の攻撃は多彩になったはず。
この主力センター陣が抜けた穴をどう埋めるのか?
で、起用されたのが、センター山口選手。
Vプレミアリーグではセンター選手である彼女。でも170センチ台で世界と戦うには、センターとしては、ちと辛いです。
イタリア戦でそれを悟ったか、眞鍋監督は、期待の大型新人、岩坂選手を投入。
これが怪我の功名?でした。
彼女、最初のほうこそ、あまり目立ったプレーはなかったけれど、大会後半になると、ブロック決めるわ、クイック決めるわ、得意のサーブで点を稼ぐわ、ダブルクイックにも跳んでみせるわ、おまけにカットもちゃんと貢献してるわで、かなりの活躍を見せました。
彼女の今後の活躍に期待です。
主力センター陣が戻ってきたら、センターを4人で競うという嬉しい悲鳴状態。
荒木選手も、最初のほうこそ竹下選手とコンビが合わずに大丈夫か?と心配しましたが、大会後半には前より速くなった移動攻撃を見せてくれました。
江畑選手の成長も目を見張るものがありました。
出てきた当初は、弱気なプレーも目立った彼女ですが、今や木村選手と並ぶ日本を代表するサイドアタッカー。かなりの得点源です。苦しい時でも決めてくれる頼れる存在となりました。苦手だったカットもかなり上手くなっています。Vチャレンジリーグ(2部リーグ)から彼女のような逸材を見つけてきた眞鍋監督に脱帽です。
そして、押しも押されぬ日本のエースで要の木村選手。
相変わらずのミラクルっぷりでした。ミラクルサオリン。
なんでそのコースに打てるのかわからん、という超インナースパイクをさらっと決める大エースです。
最初のころは調子を落としているなんて聞いていましたが、終わってみれば、やっぱり彼女あっての日本女子バレーです。
つまり、外国チームにしてみたら、彼女をつぶせば日本を倒すのなんて簡単なのですが、そう簡単につぶれてはくれません、この大エース。攻守にサーブに、終始活躍してました。
そして、ベテラン選手の更なる進化も。リベロ佐野選手。
相変わらずの素晴らしいスパイクレシーブに、前より断然上手くなったトス。
前衛レフトとセンターの間あたりからライトを向いて、前衛レフトに上げるアンダーのバックトスが秀逸です。その状況でバックセンターのバックアタックにトスを上げることが多かったから、どちらにトスが上がるのかわからないという。
同じくベテラン、不動の司令塔、竹下選手。
今大会は(というか、も?)、ブロックでも活躍してました。
竹下選手のブロックは相手コート奥に落ちるので、だいたい点になります。
そして相手選手のテンションは下がる。素晴らしい攻撃力です。
もちろん、本職セッターも強気なトスワークが好きです。
山口選手は、やっぱり全日本ではライトプレーヤーとして、ダブルクイックやブロードで相手ブロックを引っ掻き回してほしいですね。今回は、ちょっと活躍が目立たなかったかな。ブラジル戦は良かったと思いますが。
岩坂選手と同じく新人の新鍋選手は、ちょっと委縮しちゃってる感がありましたが、ドイツ戦ではうまく出来ていたと思います。このままいい具合に成長してくれれば、守りはいいし、ブロックアウトは取れるしで、高橋みゆき選手のような(相手にとって)怖い選手になれるかもしれません。
狩野選手も怪我に泣かされてきましたが、やっとコンスタントに出られるように。大会中も腰痛なんて言っていて心配ですが、彼女がライトに固定されれば、カットは安定するし、バックアタックも打てるし、大きいし、で良いことずくめです。
ここに、怪我で離脱していたセンター陣と、栗原選手が戻ってきたらどんなチームになるのか?
そんなこんなで、女子バレーは今後も楽しみです。
そして。日曜から男子です。
越川選手、出ないけど。
どうするの? 大丈夫? 男子?
さて。ゆきちくんがどこまで成長したか、見せてもらいましょうか。植田監督。
(そしてここでも なぜか上から目線)
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